仕事を辞めたのに伴って、仕事関係の人が何人かお疲れ様ランチとかディナーに誘ってくれた。
その中で、一緒に仕事してた時にはあまり感じなかったのだが、サシで数時間じっくり喋っているうちに底知れなさを感じて恐ろしくなってきた人が3人いた。たまたま、全員女性。
彼女たちに共通していることがある。
- 細心の注意を払って仕事に取り組んでいる。めちゃめちゃ残業する(進んでする)。仕事の抜けや穴は非常に少ない。
- 「なぜか分からないけど」不幸な出来事に連続的に見舞われている(身内の介護、傷病、嫁姑問題、etc)。
- 「何もしてないのに」職場で不当な扱いを受けている、らしい(パワハラ、セクハラ、etc)。
- 職場の人々に対する怨念が根深く、まともに聞いているとこっちまで病みそうになる。
- 話の端々にナゾに男が出てくる。(「◯◯さんが私のこと心配してくれて」「××さんが私の意見に賛成してくれて」「でも、△△さんが言うには」みたいな)自分の正当性を男に頼っている感じ。
彼女らは皆、一緒に働いている時は真面目で頼り甲斐のある同僚みたいに見えていた。たまにアレ?と思う程度。私のような、なんでも雑なお気楽人間に検知できるレベルではなかったのだろう。
お別れランチと言われごく軽い気持ちで会ったら、別れる時にはべっとりと彼女らの怨念がタールのように肩や背中に絡みついて離れず、実際、翌日まで気分が悪かった。
私は性格がザルで、策を弄したところで成功するとは思えず、やむなく毎回正面突破のようなことになるのだが、彼女らは逆に、搦め手からしか物事を運ばないタイプ。それでうまく運べる才能があるんだと思う。
たぶん、根っこは非常に真面目なんだろう。でもちょっと、人間的に弱いんだと思う。自分一人の力で立つのは怖いので、誰かを巻き込む、みたいな。そういう女が好きな男もいるので、そのへんは持ちつ持たれつかもしれない。
タイプが違うというだけだと思うので、それだけの話なんだけど、話すと恐ろしく疲れるのと、気を抜くと駒の一つとして利用されそうな匂いもするので、もうあまり近寄らないようにしようと思った。